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「4回転ジャンプを練習しています、うまくいった時には嬉しくなります」 アリーナ・ザギトワが競技活動の休止と今後の計画について語る

© AP Photo / Toru Hanaiロシアのアリーナ・ザギトワ選手
ロシアのアリーナ・ザギトワ選手 - Sputnik 日本
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フィギュアスケートの五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワがファッション雑誌『コスモポリタン』ロシア版のロングインタビューに応え、4回転ジャンプの練習や今後の計画について語った。

新しい優先順位

2019年12月、アリーナ・ザギトワは、競技活動の休止を決定したことを発表し、それ以降は、大会の代わりにアイスショーへ出演しながら学校の卒業試験の準備を行っていた。17歳のザギトワ選手は今年、大学に進学し、スポーツマネージメントを学ぼうとしている。

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「もう誰かのために何をする必要もない」 ザギトワがファッション雑誌の表紙に
ザギトワによれば、今年、彼女にとってはじめて学業がもっとも重要な位置を占めるようになった-「これまでは常により多くの時間をスポーツに費やしていました。特に五輪に向けた準備期間がそうでした。今は、練習の前と後(トレーニング中は除いて!)に家庭教師についてもらって勉強しています」。

「私はそんな風にはならないと思っていました」

またザギトワは困難な時期について語り、五輪シーズンを振り返った-「2年前、あらゆる負荷のかかる五輪シーズンが私の思春期と重なりました。私は成長し、私と一緒に手足も長くなりました。フィギュアスケートではジャンプの技術要素がとても重要です。腕が長くなると、それを『コンパクトにまとめる』ことがとても難しくなります。私は、それは私には関係ない、私はそんな風にはならないといつも思っていました。でも、それは誰にでも起こることで、リンクに出た時に足や手の感覚が何か違うと感じるのです」。

このことが原因でザギトワはある時、トレーニングから逃げ出した。しかし、その後は1度も逃げ出していない。「私のライバルたちは勝利を目指し、立ち止まろうとはしませんでした。だから痛みがあっても練習しなければならなかった」と語った。ザギトワは、たとえ辛くても、何のためにトレーニングをするのかを理解していた。

4回転ジャンプの練習と失敗の恐怖

ザギトワによれば、彼女は負けるのを恐れたことは1度もないが、練習と同じようにできなかった時にはがっかりするという。「ミスのない演技ができたのに、1位になれなかったら、プログラムの構成の難易度を上げることを考えます。4回転ジャンプはケガをする危険性があるのを知っていますが、それでもこのジャンプに取り組み、うまくいった時には嬉しくなります」。

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「陶芸の作品をつくります」=アリーナ・ザギトワ選手へのインタビュー
すでに4回転ジャンプは、アレクサンドラ・トゥルソワアンナ・シェルバコワといった他のロシア人選手たちの武器になっている。2018年の平昌五輪で2位になったエフゲニア・メドベージェワも、4回転ジャンプの研究について語っている。

また、今シーズン、日本の紀平梨花選手も4回転ジャンプを会得している。

ザギトワは4回転ジャンプを大会では跳んでいない。ザギトワのプログラムでもっとも難度の高い技は、トリプルルッツからトリプルループへの連続ジャンプ。

リンクに出る直前の恐怖とファンからのプレゼント

「子どもの頃はリンクに出るのと、まるで『君がどんな演技をするのか見てみようじゃないか』とでも言っているかのように見ている審判が怖くてしょうがなかったのを覚えています。シニアでのはじめてのシーズンでは、五輪を含め、私はすべてのタイトルを獲得しました。でも、その後、世界選手権では最高の形で演技ができず、ひときわ嫌な気分でした」。

毎回演技が終わると、ザギトワはぬいぐるみやプレゼントをファンから受け取る。ザギトワはぬいぐるみをモスクワに持ち帰る。そのため帰りの荷物はいつも重量が超過してしまうのだという。なお、ザギトワはぬいぐるみの一部は妹にプレゼントし、残りは児童養護施設に寄付しているという。


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