フォンテジェス上級代表は16日、WHOのテドロス事務局長と電話会談を行い、新型コロナウイルスの感染対策について協議を行った。その中でフォンテジェス上級代表は、米国がWHOの負担金を停止したことに懸念を示し、EUが不足金を負担することでその活動を支援するとした。また、トランプ大統領のWHO批判を踏まえ、ウイルスに「国境はない」として、共闘する必要性を主張した。
先にEUはWHOの新型コロナウイルス対策に1億1400万ユーロ規模の財政支出を行っていた。
米国のトランプ大統領は14日、WHOへの財政支出を停止する考えを示した。トランプ大統領は、WHOが中国が提供した新型コロナウイルスに関する信憑性の低い情報を広め、パンデミックに拡大した時期に重要な課題に取り組まなかったとしてWHOの対策を痛烈に非難した。
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