新型コロナウイルスのパンデミックのため、チェン選手はアイスリンクを離れ、自宅でイェール大学のオンライン講義を受ける日々を送っている。その一方で、ウェブでスケート動画をたくさん見てチェックする今、チェン選手は自分がどんなにスケートが好きなのか気付かされているという。スケートファン向けのインスタグラムライブでは「スケートが恋しくてたまらない」と心情を吐露していた。
2022年北京冬季五輪まで2年を切った。チェン選手は平昌五輪以降、様々な面で進歩してきたことに満足し「これからももっとよくしていきたい。それが次の2、3年に向けた私の考えだ。できる限りのことをして4回転ループに再び取り組みたい」と語っている。
ウェブでスケート動画を見ていたことからチェン選手のフィギュアスケートへの愛の深さがうかがえるが、同選手は最近、フィギュアスケートのコーチの資格を取得した。テストでは「100%のスコア」を獲得したという。
チェン選手は「世界選手権が中止になってすぐに『テストに合格してコーチになろう』と思ったんだ。私が練習しているコネチカット州のリンクには子どもたちが何人かいるので、一緒に練習することもあった。今は資格を持っているからコーチができるんだ。新型コロナウイルスのパンデミックが落ち着いたら、コーチングをやって見たい。これは結構面白いと思う。これから先は(コーチを)もっとやってみたい」とコーチ業への意欲を示している。