金錬鉄長官は国会で報告を行い「北朝鮮メディアは、金正恩委員長が政治局会議を行った11日以降の活動について報道し、通常通りの公務を行っていると伝えた」と述べた。
同じく国会に出席した外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官は「最近の一連の報道はあるものの、北朝鮮国内で何らかの異常は見当たらなかった」と言及した。
同長官は、北朝鮮は新型コロナウイルス感染症COVID-19感染拡大防止に集中している、との見方を示した。
「北朝鮮はコロナウイルス患者はいないとしているが、保健および医療ポテンシャルの強化に重きを置いている」とし、平壌市内の病院の定礎式や、保健分野の予算拡大の例を挙げた。
北朝鮮国営メディアは先日も金正恩氏の公務について報道。27日夜、朝鮮中央通信は金正恩氏が南アフリカ共和国大統領に祝電を送ったことを伝えた。
一方で、北朝鮮メディアは金正恩氏の新しい写真を公開していない。
金正恩氏は4月11日以降、人前に姿を現していない。一部報道では同氏の重篤説や死亡説が出ている。
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