対策本部は「この24時間で1100人が治癒で退院、回復者は合計8456人。24時間で72人が死亡し、ロシア全国のコロナウイルス死者は867人となった」と報告している。新たな感染者のうち2609人(40.7%)には症状がないという。
対策本部の情報によると、モスクワ市内のコロナウイルス感染者は1日で3075人増え、4万8426人まで達した。モスクワ州の感染者は523人増え、1万312人となった。
ロシアで新型コロナウイルス感染者が初めて確認されたのは1月31日で、中国籍2人だった。その後初期のコロナウイルス対策がとられた。湖北省とその中心地である武漢市からロシア国民を避難させ、ロシア到着後は14日間の隔離状態に置いた。その後、ロシア・中国間のビザなし渡航は停止となり、中国との航空・鉄道輸送も制限された。集団行事は中止され、文化・スポーツ施設は閉鎖、学校や大学では長期休暇が延長され、その後オンライン授業へと移行した。3月30日にはロシア全国で自主隔離体制となった。特別な用事がなければ自宅を出ることが禁止されている。例外は治安機関、医療、食品・医薬品供給、社会インフラの関係者。自主隔離の違反者は処罰の対象になる非常事態宣言はまだ発令されていない。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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