モスクワ州オジンツォボ地区では大祖国戦争の勝利から75周年を祝し、ロシア軍主聖堂の建設が進められている。
ロシア正教会のレゴイダ広報委員長はラジオ番組「ヴェーラ(信仰)」に出演した中で、ロシア軍主聖堂内の聖壁画にスターリンの姿が描かれたことに反対の声を上げた。
Александр Проханов. Сталин у алтаря.
— газета Завтра (@ZavtraRu) April 28, 2020
Образ Сталина возник в главном храме Вооружённых сил России https://t.co/JmaAcdiBX5 pic.twitter.com/UWZTVwA6Dn
レゴイダ広報委員長はラジオ番組の中で、「多くの人々の悲劇がこの名前(ヨシフ・スターリン:スプートニク編集部)と関連しており、歴史から忘れられるものではない」と発言。スターリンの人格を一義的に解釈はできないとしつつ、ロシア軍主聖堂内にスターリンの存在はふさわしくないとの私見を述べた。
教会内で俗人の姿が描かれる例は過去にもあったが、スターリンの姿は実に特徴的な象徴を持つとして、慎重に判断する必要性を主張した。レゴイダ氏によれば、主聖堂内に描かれたスターリンの絵はロシア社会で波紋を呼んでおり、より広く議論されるべきとの考えを示した。
なお、ロシア軍主聖堂内の聖壁画にはウラジーミル・プーチン大統領やセルゲイ・ショイグ国防相の姿も描かれている。
Главный храм Вооружённых сил России pic.twitter.com/DkYMW6KeiZ
— Серый Иван (@SorikSt) April 24, 2020
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