ベルリンでは5月4日まで集会の実施が規制されている中、今回のデモが実施された。
Crowds on the streets. #Berlin protesting and partying despite #corona. „Always happy to see people!“, „super interesting!“, „it‘s #1mai...!“. Video @WELT https://t.co/zFi0p387bN #b0105 #Covid_19 #COVID19deutschland pic.twitter.com/DNiAGcLIpZ
— Martin Heller (@Ma_Heller) May 2, 2020
デモは先週土曜日と同様、ローザ・ルクセンブルク広場で実施されるはずだったが、警察が広場に通じる道路を閉鎖していたことから、広場に集まった参加者数は300人ほどにとどまった。加えて警察は障害物を路上に設置していたことから、隘路で人が密集する事態を防いだ。広場に通じる通路では200人近くが抗議活動を行った模様。
抗議活動で目立ったトラブルはなく、路上でヨガをする参加者も見られた。警察は過激思想の参加者らの動きを事前に封じていたことから、今回の抗議活動で参加者を拘束するような事態も激減していた。警察は催涙弾などは使用していない。
デモの参加者らは自宅隔離などの規制措置が憲法違反に当たるとして規制緩和を要求していた。一方、憲法裁判所は今回の規制措置を違憲とはしていない。
ドイツでは新たな感染者数の増加率が安定したことを受けて4月21日から規制が段階的に緩和されてきたものの、主要な規制は依然として解除されていない。ドイツでは5月6日に今後の規制について審議が行われる予定。なお、調査会社YouGovの調べによれば、ドイツ国民の大半は急速な規制緩和に反対しており、規制緩和を主張する国民は全体の15%に過ぎない。
米ジョンズ・ホプキンズ大学の最新集計結果によれば、ドイツでは16万4967人が新型コロナウイルスに感染し、そのうち6794人の死亡が確認されている。回復した人の数は現時点で12万9000人に達している。
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