3600年前の少女のミイラ 豪華な宝飾品は盗掘逃れる エジプト

© 写真 : CSIC / JOSÉ M. GALÁN少女のミイラ
少女のミイラ - Sputnik 日本
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エジプトのルクソール市付近での発掘で、15~16歳の少女のミイラが発見された。ミイラの保存状態はかなり悪いものの、宝飾品は手つかずのまま残されていた。発掘を行ったスペインとエジプトの考古学者らは、墓荒らしがなぜ盗まなかったのか、未だに理解できないと首をひねっている。

少女のミイラは紀元前17〜16世紀頃のもの。

この少女は耳に銅製のイヤリング、手には指輪が2つ、胸に4本のネックレスを身につけていた。ネックレスのうち2本は青の陶器製ビーズ製で、もう1本は青と緑のビーズが使われていた、最後の1本は最も豪華で、75個もの半貴石(石英、アメシスト、琥珀)でできていた。

​研究者らは、これらの宝飾品は少女の豪華な持参金だったと推測している。宝飾品に全く似合わず、棺はあまりにも素朴で贅沢な作りではない。

​考古学者によると、墓荒らしは巨大墓地(ネクロポリス)から急いで離れなければならず、彼らはこの棺を開けなかった。そのおかげで、宝飾品は見つかることなく全て棺内に残された。また、この一画では、同じように未盗掘の棺が12基見つかっている。

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