「アビガン」は一般名がファビピラビル。富山大学医学部白木公康教授と藤フィルムホールディングス傘下の富山化学工業が共同開発した抗インフルエンザ薬で、これまでは新型インフルエンザいが流行し、他の薬剤が効かないと日本政府が判断した場合に厚生省の要請を受けて製造を開始するという特殊承認しか得ていなかった。
動物実験で胎児への副作用が指摘されていることから、厚生労働省は「審査期間は可能なかぎり短くするが、副作用や用量などを慎重に検討して判断する」としている。
ただし、中国では新型コロナウイルス感染者に投与されており、投与後の回復率の高さが報告されている。
日本では、厚生労働省の報告によれば、研究の一環として4日までに国内でおよそ3000人の患者に投与されており、愛知県の藤田医科大学病院などでは臨床研究なども行われている。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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