先にニューヨークタイムズ紙は新型コロナウイルスへの感染による死者が6月1日にかけて倍増する可能性があると報道した。
ニューヨークタイムズ紙が入手した政府の内部文書によれば、6月上旬にかけて米国では24時間の間に最大で3000人が死亡する可能性があるという(現在の死者数は24時間で平均1750人)。また、新規感染者数は現在の2万5000人から20万人にまで増大する可能性があると報じた。
この点についてトランプ大統領は5日の記者会見で、「これは感染拡大対策を取らない場合のことを言っているが、我々は十分な対策をとっている」と発言した。またトランプ大統領は「ハズレの予報はいくらでもある」とし、楽観視する姿勢を見せた。
トランプ大統領は先に新型コロナウイルスの死者が6万人程度に落ち着くとしていたが、フォックスニュースの取材に対し死者数は8万人から10万人に達すると発言し、死者数の予想を大幅に修正した。
ジョンズ・ホプキンズ大学の最新集計結果によれば、米国の感染者数は120万1337人、そのうち7万847人の死亡が確認されている。完治した人は現時点で18万7180人。
関連ニュース
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
© Sputnik / Savitskaya Kristina