カロリナさんはスポーツの達人で、父親はアームリフティングのエキスパート。彼女の母親と6人の兄と姉たちも運動に励んでいる。
8歳の時に出場したパワーリフティングの大会でカロリナさんは、国が規定する同競技のマスター候補生の基準を超えてしまった。アクロバット、卓球をたしなんだ後、数年間はテニスに集中。その腕前は国内選手権ジュニア部門で第1位にランクインするほどに上がった。
カロリナさんは現在、自主隔離生活のためテニスコートでの練習もできず、大会もなくなってしまった。そこでスポーツへの余ったエネルギーの使い道を思いついた。
「記録を樹立したことは前にもたくさんあったけど、この隔離生活は退屈でしょ。だからこの期間にもっとたくさんの記録を出そうと思ったの」というカロニナさん。
カロリナさんはこの1ヶ月で世界記録18回、ロシア国内記録を2回樹立した。さらにロシアの記録発展に大きく貢献した10代として、記録登録のための国際機関「インターレコード」の殿堂入りを果たした。カロリナさんが打ち立てた記録のほとんどが、デッドリフトなどのウエイトをもち上げるスポーツだ。
カロリナさんの最近の偉業の一つが、三点倒立の世界記録更新。彼女は6分強の三点倒立でロシア国内記録を突破したが、3月末には22分強やってのけ、世界記録を樹立した。
またカロリナさんは16キロのケトルベル(ダンベルの一種)を持って釘の上に22分3秒間立つという世界新記録を樹立。カロリナさんによると、このダンベルの重量はカロリナさん本人の体重の半分に相当するので、この記録樹立は本当の意味でのチャレンジだったという。
カロリナさんは近いうち、大祖国戦争の戦勝75周年を記念して、ケトルベルを持って75分間立つという新記録を打ち立てようと計画中。
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