「誰も誰かに何か仕掛けたわけでも、他のコーチやチームから手招きしたわけでもない。今は選手が移籍しようと思えば窓口は開いている」
7日、トルソワに続いて、同じトゥトベリーゼ・チームからコーチのセルゲイ・ロザノフ氏とジュニアのヴェロニカ・ジリナ選手(11)の2人もエフゲニー・プルシェンコ氏への移籍が報じられていた。
プルシェンコ氏はさらに次のように語っている。
「自分はどこでトレーニングした方がいいのかを決めるのは選手自身じゃないだろうか。サーシャ(トルソワ選手)とセリョージャ(コーチのセルゲイ・ロザノフ氏)と協力関係を結ぶために連盟も我々を支援し、許可してくれると私は思っている。」
プルシェンコ氏の話では、トルソワとセルゲイ・ロザノフ氏の移籍は長時間をかけて準備された。プルシェンコ氏は、トルソワと彼女の両親に対し、トゥトベリーゼ氏から離れることは外交的に運んだほうがいいと助言したと語っている。
これより前、トルソワがコーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏のチームとの協力関係を断ち、プルシェンコ氏に師事してトレーニングを続けることが明らかにされた。トルソワのトレーニングにはプルシェンコ氏と共に、トゥトベリーゼ・チームの元コーチ、セルゲイ・ロザノフ氏が指導に当たる。
トルソワの所属していたモスクワのスポーツ教育センター「サンボ70」のレナート・ライシェフ所長は、トルソワは除籍扱いとなると語り、こうした行為は裏切りに等しいと激しく非難している。
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