新規感染者の半数(48.9%)に臨床症状がなかった。
過去24時間の新たな感染者数が最も多かったのはモスクワで5846人。
過去24時間の死者数は98人、累計感染者数は1723人。過去24時間の回復者数は2805人で、累計は2万6608人。
専門家らの予測
ロシアでは、新型コロナ流行の顕著なピークはないかもしれない。感染症専門医のワレリー・ベズノセンコ氏がRBK紙に語った。
ベズノセンコ氏は「爆発的なピークのないシナリオが十分に考えられる。過去5日間の感染者数の増加は主に検査数に関連しており、これは入院患者数が増加していないことで確認されている」と述べた。
臨床実験医学研究所の主任研究員でウイルス学専門家のアレクサンドル・チェプルノフ氏はRBK紙に、ロシアでコロナ対策として講じられた外出制限措置は、流行の最初の段階で急激な患者数の増加を回避するのに役立った可能性があるとの見方を示した。
チェプルノフ氏は「外出制限措置が発表された後の最初の1週間の住民の対応によって何らかの安定が生じたということに賛同する。この1週間が最初の段階で流行の拡大にブレーキをかける役割を果たした」と述べた。
ロシア連邦消費者権利保護・福利分野監督庁の中央疫学研究所所長でロシア科学アカデミー正会員のワシリー・アキムキン氏は、テレビ局「ロシア24」のインタビューで、講じられた規制措置の結果、ロシアにおける新型コロナのピークは滑らかで、ほとんどわからない可能性があるとの見方を示した。アキムキン氏は、疫学的状況が安定するのは6月下旬から7月初旬と予測している。
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