ミラノの調査入院健康保健学術研究所は、ウイルスグループの例から肥満した人へのコロナウイルスの影響度を調べ、その結果をNature Public Health Emergency Collection誌に発表した。
研究によって、肥満した人の感染がなかなか完治しないのは、脂肪の少ない人よりもウイルスが体内から出ていくためにより長い時間がかかることが明らかにされた。この他、肥満した人の免疫は反応が遅いため、ウイルスの増殖には都合がいい。また肥満指数も空気感染のしやすさに関係する。
こうしたほか、肥満の人は体組織で慢性的な炎症が進行しているためにコロナウイルスにより感染しやすい。
こうした理由から研究者らは、通常14日とされている自己隔離期間は肥満の場合、その倍の28日間にすべきと提案している。
米疾病予防管理センターは肥満指数(BMI)30以上を肥満と診断している。
4月初旬、モスクワで40歳以下の感染者では初めての死亡例が報告された。死亡した男性には肥満と高血圧症が確認されている。
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