これによって、研究チームは通常の発声でも、密閉空間の空気中に漂う飛沫によってウイルスが運ばれる可能性が高いとみている。また大声で話せば、より多くの粒子が空気中に放出される。
研究グループが着目したのは普通の発声。呼吸器系のウイルスは、咳やくしゃみで放出される飛沫によって運ばれるというのは以前から知られているが、通常の発声でも何千もの唾液粒子が放出される事実は、それほど知られていなかったと研究チームは指摘している。
この実験では大きな粒子ではなく、空気中に長く止まることができる小さな粒子に焦点が当てられているが、大きな粒子も感染させるのに十分なウイルス量を含んでいる可能性はある。
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