環境保護・天然資源省は国内12の都市(ブラーツク、リペツク、マグニトゴルスク、メドノゴルスク、ニジニ・タギル、ノリリスク、チェレポベツ、チタ)における工場の稼働状況に関する分析結果と、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い実施された活動自粛期間における大気汚染レベルの改善について公表した。
分析結果によれば、リペツクやブラーツク、チェレポベツといった都市では工場の稼働停止や交通機関の利用率が低下していることを受けて大気汚染が大きく改善されているという。その他の都市でもおおむね改善の傾向にあると報告されている。
ロシアで新型コロナウイルスの新たな感染者数は過去24時間で9709人に達し、国内の感染者数は累計28万1752人となった。死者は94人増え、計2631人となった。国内でPCR検査の実施回数は700万件に達している。
ロシアでは5月11日をもって全国規模の非労働期間は終了した。これ以降は各自治体の首長が地域の状況に合わせて隔離緩和などの決定をくだす。