新型コロナウイルスの発生地となった武漢市の対策本部は、同市で新たに感染者が確認されたことを受け、10日間で武漢市のすべての住民に対してウイルス検査を実施するよう指示した。
大規模な検査は今月14日に開始された。
保健委員会は「検査費用は市政府と地区の間で配分されている。市の住民はいかなる費用も支払う必要はない」と発表した。
武漢市では毎日、無症状の感染者が確認されており、これが人々の通常の生活に影響を与え、社会に恐怖を引き起こしているため、検査の実施が決まったという。
武漢市では今月9日、4月4日以来初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたほか、16人の無症状感染者も見つかった。全員が外国からの流入ではない感染者で、そのうち5人は翌10日に臨床症状を示し、感染が確認された。
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