中国の砂漠 60年余で緑のオアシスに

© AFP 2023 / Lilian Wu中国の砂漠 60年余で緑のオアシスに
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中国陝西省楡林市(ゆりん・し)と内モンゴル自治区オルドス市の間にあるムウス砂漠は、地球の表面から間もなく姿を消す。

同砂漠のかつての面積は4万2200平方キロメートル。大きな砂丘をもち生態系はなかった。隣接する楡林市には風で砂が運ばれ、常に起きる砂嵐で大きな被害を受けていた。1959年に自然抑制が行われるまで、地元住民は三度も町を「移動」させるはめになった。

1959年に住民は砂漠周辺に木を植え始めた。当初は砂嵐の被害を少なくするため、後に土地を農業に利用可能にするためだ。60年余の間に砂漠面積の約93.24%は豊かな緑の空間に生まれ変わった。

緑地化により当地域は1トン以上の穀物を生産するようになった。以前の生産量はわずか100から150キログラム。市民1人当たりの収入は、かつては30-40ドルだったが、今では4200ドルを超えている。

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SNSに登場した写真や動画から、かつての砂漠が61年でいかに大きく変わったかを見ることができる。

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