昨日、記者団に対し全国人民代表大会の公式報道官である張業遂氏は、中国の国防予算は長期的なもので国内総生産(GDP)の1.3%未満となり、「2.6%となっている世界の平均よりはるかに少ない」と強調した。
22日、中国国務院総理の李克強氏は、2020年に新型コロナウイルスの拡大によって生じた問題から、中国のGDPの成長目標は確定されていないと表明した。
李氏は、2020年の第1四半期ではウイルス感染から中国経済の成長が6.8%低下したと指摘した。
この間、2019年の世界の軍事予算は2018年比で3.6%増の最大1兆9170億ドル(約207兆円)となったことが報告されている。軍事費の支出で上位を占めるのは米国とロシア、サウジアラビアで、アジアでは中国とインドとなっている。また、ドイツはもっとも支出の増加が著しい国となった。