同研究所のサイトでは、「フェリペ・アンヘレス新国際空港の建設地で前ヒスパニック時代の約60頭のマンモスの遺骸と15人の埋葬跡が発見・復元された。これらはメキシコの堆積の進展の理解を深めるうえで役立つ」と強調した。
考古学者らによれば、発見されたマンモスの遺骸は、1万2000年前に終わった氷河期に北米に生息していたコロンビアマンモス種と思われる。
11月には今回の発見現場から数キロの場所で1万4500年前のマンモスの狩猟用の罠がはじめて発見されている。しかし、その際、このマンモスはおそらく沼地にはまり自然死したのではないかと考えられた。
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また、人間の埋葬跡は集落近くで考古学者らによって発見され、土鍋や深皿、素焼きの置物が一緒に収められていた。発見された陶器は紀元後8世紀から10世紀にこの地域に移住した際のものと推測される。
研究者らは、こうした発見によって空港建設の計画変更や中止が行われることはなく、また、こうした埋葬跡などが発見されたのは建設作業が進められたおかげであると指摘する。
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