ラジオ局「モスクワは語る」の番組でシロワ氏は、「目の表面だけではなく、血流への侵入など、目の内部構造を襲う数種類のウイルスの挙動はよく知られている」と述べた。
シロワ氏は、新型コロナウイルスが目に侵入した場合、網膜やぶどう膜、視神経が冒される恐れがあると指摘した。
さらにシロワ氏によると、新型コロナウイルスの治療に使用される薬は、視力を悪化させる恐れがある。同氏はその薬の例として、ヒドロキシクロロキンを挙げている。
「ヒドロキシクロロキンは、網膜の中心部で悪い変化を引き起こす。つまり、視力や遠近調節の機能を悪化させ、強い光を受けた時にまぶしく感じる『羞明』(しゅうめい)を引き起こす恐れがある。さらに長期間服用すると、網膜症を発症する」