研究者らが新型コロナウイルス感染者の排出物を調べたところ、糞便のサンプルから生きたウイルスが検出された。しかもウイルスの分布密度は、患者のマスクに付着したものよりも高かった。
この結果から、研究者らは糞便中の新型コロナウイルスから感染、つまり糞便から口腔あるいはエアロゾル感染が起こり得ると断定した。
論文で研究者らは、この感染経路の存在について警告し、香港で2003年、SARSの感染が拡大した際、集合住宅の下水道の不備が原因で数百人が感染したことに言及している。
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