「アビファビル」は医療機関で医師の監視のもとでのみ使用され、薬局では販売されない。また妊婦や家族計画時には服用は一切禁止される。妊娠中に使用した場合は子に形態異常(奇形)が発生する可能性がある。
ロシア直接投資基金(RDIF)は「アビファビルはロシアで初となる直接作用型抗ウイルス薬で、臨床試験で有効性を示し、コロナウイルス増殖メカニズムを阻害することが確認されている。本剤は2014年から日本で重症型インフルエンザ治療薬として使用されており、十分に研究されている」と発表した。
キリル・ドミトリエフRDIF総裁は「アビファビルはロシアで抗コロナウイルス薬として承認された第1号というだけではなく、世界で最も有望なCOVID-19治療薬となるだろう。ロシア国内で記録的なスピードで開発され、治験をクリアし、ファビピラビル(アビガン)ベースの治療薬として世界で最初に承認を受けた」と説明する。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか

経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
© Sputnik / Savitskaya Kristina