トランプ大統領の選挙陣営は、ツイッター社とその最高経営責任者(CEO)のジャック・ドーシー氏が死亡したフロイドさんに関するトランプ大統領の演説を検閲したと指摘し、メディアはこの演説を報じなかったと主張している。
Twitter and @Jack are censoring this uplifting and unifying message from President Trump after the #GeorgeFloyd tragedy.
— Team Trump (Text TRUMP to 88022) (@TeamTrump) June 4, 2020
The same speech the media refused to cover.
Here is the YouTube link.
WATCH AND MAKE IT GO VIRAL: https://t.co/7V72z7JiKm https://t.co/xBgkc1bvPm
ツイッター社によると、6月3日に投稿されたこの動画は、著作権保有者からの通知を受けて削除された。トランプ氏の選挙陣営はツイッターでユーチューブ動画へのリンクを貼り付けた。トランプ氏はこの4分間の動画の中で「極左集団」を根源とした「暴力と無政府状態の脅威」について警告している。動画では、暴動や強盗の画像が、民間人と親しくする警官や路上の清掃活動の画像へと変わる。
先にツイッター社は、ミネアポリスでの暴動をめぐるトランプ氏の投稿について、暴力を称賛しているとの警告表示をつけた。
米ミネソタ州ミネアポリスで5月25日、アフリカ系米国人のジョージ・フロイドさんが偽造紙幣を使用した疑いで拘束された。手錠をかけられたフロイドさんが、白人警察官らによって道路に押さえつけられる様子をとらえた動画がインターネットに投稿されて以来、ミネソタ州をはじめとする米国のいくつかの州で先週、大規模な抗議活動と暴動が始まった。
現場に駆けつけた警察官の1人はフロイドさんの首を膝で押さえつけ、息ができないというフロイドさんの懇願を無視。フロイドさんは運ばれた市内の病院でまもなく死亡した。
翌26日には現場の警官4人全員が免職され、うち1人は過失致死罪で身柄を拘束された。
米連邦政府と地方当局は、早急のデモ隊鎮圧と警察支援のため州兵を派遣。米全土40以上の都市で外出禁止令が発令された。報道によると、抗議活動中に4100人が拘束された。