対策本部の発表によれば、モスクワ市で新たに死亡が確認された58人には基礎疾患があったという。これで新型コロナウイルスの感染によるモスクワの死者は合わせて2864人に達した。
モスクワでは6月1日(月)に追加の規制緩和が行われた。モスクワ市のセルゲイ・ソビャーニン市長は国営放送「ロシア1」の番組に出演した中で、実施された規制緩和から1週間の間に感染拡大を示す兆候が確認されなければ週明けの月曜日には抜本的な規制緩和に踏み切る考えを示した。
一方、モスクワ州のアンドレイ・ボロビヨフ知事は同じく「ロシア1」の番組に出演した中で、州内ではショッピングモールなどの営業再開は引き続き困難との見通しを明らかにした。
ロシアで新型コロナウイルスの新たな感染者数は過去24時間で8726人に達し、国内の感染者数は計44万9834人となった。死者は144人増えて計5528人となった。ロシアのPCR検査実施回数は1200万件を超えている。
世界保健機関(WHO)のマーガレット・ハリス報道官はジュネーブで行われたブリーフィングで、ロシアはプラトー期(ピーク後の横ばい状態)に入ったと発表、「現在ロシアはプラトーを示している」と述べた。またハリス氏は「ロシアは多くの検査を実施しており、これは素晴らしいことだ」と指摘した。
関連ニュース
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
© Sputnik / Savitskaya Kristina