「ロシアは米国の敵にあらず」=パウエル元国務長官

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トランプ大統領がロシアを9月に予定される主要7カ国(G7)首脳会議にゲスト国として招待し、米国では様々な反応が巻き起こる中、コリン・パウエル元国務長官はロシアを敵国とみなすべきではないとの発言を行った。

共和党のブッシュ政権で黒人として初めて国務長官を務めたパウエル氏は7日、CNNテレビに出演した。取材の中でパウエル元国務長官は、トランプ大統領が9月に予定されるG7サミットにゲストとしてロシアを招待した点について質問を受け、次のように答えた。

ロシアはわが国が敵国として指定する4か国に含まれる中、どうして彼(トランプ大統領を指す:スプートニク編集部)は1人で決定を下したのか? 実際、これらの国々は敵国ではない……ペンタゴンはかつて様々な状況から中国、ロシア、イラン、北朝鮮を敵国として指定した。しかし、いずれの国も我々に攻撃をいまから仕掛けようなど思っていない。

トランプ大統領は6月末に予定されていたG7サミットを9月に延期した。また、このサミットにはゲスト国としてロシア、韓国、オーストラリア、インドの首脳を招待する。

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G7のあり方についてトランプ大統領は「G7が現在の世界で起こっていることに十分対応してるとは思わない。実に時代遅れとなった国々のグループ」と発言し、関係各国で様々な反応を呼んだ

G7サミットは当初、6月10日から12日にかけて首都ワシントン近郊の大統領山荘「キャンプデービッド」で開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響により6月下旬に延期となっていた。

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