HSBCの専門家らは、シンガポールのようなアジアの先進国への投資リスクは最小になると分析。すでにこれらの国々の経済は成長しており、ほとんどの企業はコロナ危機以前の水準に戻っている。しかし専門家らによると、新型コロナウイルスの第二波や、当局の危機防止政策の策定に柔軟性が欠けている場合、これらの国々の経済状況は複雑化する恐れがある。
一方で、発展途上国や欧州諸国の景気回復は遅れているという。専門家によると、これらの国の内需は、国民の支払い能力の急激な低下に苦しんでいる。
HSBCの専門家らによると、世界的な金融緩和により、多くの国で国債利回りが低下していることに投資家は注目。専門家らは、アジアの国債や社債の方が、発行者がより高い利回りを提供していることから、欧州や新興国市場よりもずっと魅力的にみえると分析している。
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