天体の位置が変わる理由として、NASAでは視差効果を挙げた。地球ではこれは簡単に確認できる。指を1本立てて腕を伸ばし、顔から離し、右目と左目を交互に閉じる。すると指の位置が変わるように見えるはずだ。
ニューホライズンズの場合、距離の測定単位は目から指までの長さではなく、光年になる。同探査機は地球から4.2光年離れたプロキシマ・ケンタウリと同7.8光年のウォルフ395を観測していた。同機は現在地球から70億キロメートル離れた位置にある。
ニューホライズンズは2006年に打ち上げられ、2015年7月には冥王星をフライバイ(接近探査)した。その後、太陽系外縁天体「2014 MU69(ウルティマ・トゥーレ、正式名アロコス)」の探査を行った。
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