抗議活動が続く米アトランタで発砲事件 2人死亡【写真】

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人種差別に反対する抗議活動が続く米ジョージア州アトランタ市では13日夜に発砲事件が起こり、2人が死亡したほか、5人が負傷した。警察の発表を引用してフォックスニュースが報じた。

フォックスニュースの報道によれば、発砲事件は現地時間で13日18時頃に起こった。アトランタ市東部で車に乗っていた男らが外を歩いていた人々に対して銃を発砲し、2人が死亡したほか、5人が重体で病院に搬送された。​警察は犯人の写真を公開し、情報提供を呼び掛けている。

アトランタでは13日、アフリカ系米国人のレイシャード・ブルックスさんが前日に警察官に取り押さえられる際に死亡したことを受け、抗議デモが始まった。

警察によると、12日夜、ファーストフード店「ウェンディーズ」前を車両が塞いでおり、車内で男性が眠っているという通報を受けて警察官が現場に駆け付けたという。その男性はブルックスさんで酩酊状態にあり、警察が拘束しようとしたところ警察官からスタンガンを奪い逃走しようとした。警察官は男性に発砲、男性は病院で手術後に死亡が確認された。

アトランタ警察のエリック・シールズ本部長は事件を受けて辞表を提出した。

全米で抗議デモ ミネアポリスの黒人男性死亡事件

これより前、ミネアポリスでアフリカ系アメリカ人ジョージ・フロイドさんが警察による拘束時に死亡したことを受け、全米各地でデモや暴動が相次いでいた。ネットには警察官がフロイドさんに手錠をかけ、3人がかりで上から押さえつけ、そのうち1人はフロイドさんの首を膝で圧迫している動画が拡散されていた。動画にはフロイドさんが何度も息ができないと訴える様子も確認されている。警察官1名は殺人、残る3名も殺人幇助の疑いで起訴されている。

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