仮想通貨ユーザー ワンクリックで1180万円相当のビットコインが盗まれる

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投資家でProtocol Podcastの司会者のエリック・サヴィックス氏は、ビットコイン11万ドル(約1180万円)を失った。サヴィックス氏は、自身のビットコインをKeep Key(ハードウェアウォレット)で保管するために、そうとは知らず偽のGoogle Chrome拡張機能をダウンロード。この拡張機能を使用するためには暗号キーが必要だったが、サヴィックス氏がキーを入力した途端、その拡張機能を開発したハッカーは同氏のビットコインにアクセスできるようになってしまった。仮想通貨のニュース専門サイト「Cryptopotato」が報じた。

暗号通貨のコミュニティはサヴィックス氏の身の上に起きたこの出来事にすぐ反応した。サヴィックス氏がツイッターでこの出来事を報告すると、24時間も経たないうちに同氏のポッドキャストの購読者が約0.7BTC(ビットコインの通貨単位)を寄付として同氏の口座に振り込んだ。

この金額は現在の為替レートでは約6500ドル(約70万円)に相当するが、サヴィックス氏はこれには手をつけず、同氏のウォレットへのアクセスを復元できれば、このビットコインは寄付者に返すと述べている。

​仮想通貨取引所「バイナンス」の趙長鵬(ジャオ・チャンポン)氏も今回の事件についてコメントしている。趙氏は、ハッカーが残したアドレスをバイナンス社のブラックリストに登録すると申し出た。さらに、他の仮想通貨ユーザーが引っかからないようにするためにこの犯罪手口について詳しく説明してほしいとサヴィックス氏に提案している。

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