ロシアの小中高校で顔認証カメラ設置へ

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ロシアの小中学校高校は顔認証システム付きのカメラの設置を行う。ロシアのマスコミが報じた。全国の学校ですでに1608校に2万8000台が設置された、こうしたカメラは「オーウェル」システムにつながっている。システムの名称「オーウェル」は有名なディストピア『1984』を書いた英国人作家ジョージ・オーウェルからとられた。

このカメラは児童が何時に登校、下校したか、外部の人間の侵入をチェックする他、発火、校内に放置された不審物や閉じられた敷地にいる人間も監視する。

1校あたり平均20台のカメラが必要とされる。「オーウェル」システムにはNtechLab顔認証モジュールが使用されている。

将来的にはこのシステムは企業で社員の出社自国の管理や、親の子どもの監視にも応用が可能。NtechLab側は社員や児童の顔は本人によるデータ加工の同意を取り付けて、データベースに入れられると説明している。

カメラ設置にかかる費用は20億ルーブル(およそ31億円)以上。

ロシア大統領付属人権会議のヴァレーリ・ファデーエフ議長は、同システムの導入を支持しておらず、これにより逆にデータ漏洩の恐れが発生すると指摘している。

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