東京都知事選、18日に告示 4年間の評価、違い鮮明

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任期満了に伴う7月5日投開票の東京都知事選が18日、告示される。17日に日本記者クラブが開催した共同記者会見では立候補予定者が現職小池百合子氏の4年間の都政に対する評価やカジノ誘致を巡って意見を戦わせ、政策の違いが鮮明になった。

小池都政について元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)は「五輪会場の見直しも指摘していたが、結局元のさやに収まった。30点」との評価。元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)は「小池氏は都債を減らす努力もしたが、(都の貯金に当たる)財政調整基金も95%取り崩した」と指摘した。

れいわ新選組の山本太郎代表(45)は、小池氏が前回知事選で掲げた待機児童ゼロや電柱ゼロが未達成だと批判。NHKから国民を守る党党首で、実業家堀江貴文氏の通称を冠した政治団体「ホリエモン新党」の公認として出馬する立花孝志氏(52)は小池都政を15点と採点した。

小池氏は「みなさんチャレンジャーだし厳しいのは当然」と引き取り、自身の評価は「知事選で都民のみなさんから評価していただく」と説明した。

カジノに関しては、宇都宮氏が「負けた人の不幸の上に成り立つ商売だ」として反対の姿勢だったのに対し、小野氏は「都市の大きな魅力になる」と推進の立場を取った上でギャンブル依存症への対策の必要性を挙げた。立花氏は「お金持ちがやるジェントルマンの社交場」として賛成した。

小池氏は「メリット、デメリット含めて総合的な研究が必要だ」と述べるにとどめた。

ほかにも10人以上が立候補する見通し。

(c)KYODONEWS

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