聯合ニュースによると、韓国軍のある幹部は「無人機のような手段が使用された場合は、それに対し軍事報復をする以外の選択はない」と発言したという。
韓国軍統合参謀本部報道官は記者団に対し、韓国は24時間体制で状況を注意深く監視していると伝え、「あらゆる可能性に備えて確実な態勢を維持している」と強調した。
これより前、北朝鮮の国営通信社「朝鮮中央通信」は、北朝鮮は韓国に向けて飛ばすビラ1200万枚と風船3000個の準備を整えたことを報じた。平壌がこのような手段に出るのは「ソウル当局の無能」によるもので、韓国側が反北活動を行う団体に対して、風船や熱気球などによる北朝鮮向けビラ散布を停止できなかったためと説明している。
ビラ散布を目的に無人機が使用されれば、2018年の南北軍事境界線周辺の飛行禁止区域に関する南北合意の違反となる。そのこともあり、北朝鮮がビラを海上散布する可能性もある。