集団免疫レベルは、ウイルスに対して免疫を獲得したため病原体の感染プロセスを妨害する人口の割合として定義される。
集団免疫の作用は、自主隔離やソーシャル・ディスタンス(社会的距離)、外出禁止などの制限措置が廃止された場合に認識される。
ノッティンガム大学のフランク・ボル教授は「我われは新しい数学的メソッドを使用して個体群の集団免疫の展開を評価し、集団免疫は43%のレベルで達成する可能性があることを発見した」と述べ、「これは社会的活動の増加と関係しており、年齢層との相関関係はない。社会が活発であればあるほど、社会はより早く感染に対応することができ、集団免疫もより早く形成される。そして回復もより早くなる」と指摘した。
学者らは、自然感染による集団免疫は人口の大部分がその感染症にかかったときに形成されるが、人工的に免疫を与える(ワクチン接種)ことによっても集団免疫をつくることができると強調している。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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