テドロス事務局長は、「経済活動と社会生活の再開で感染例の拡大に直面している国も出ている。市民の大半はウイルスに対して弱い立場にある。ウイルスにはこれからも広がる先がある。(中略)厳しい現実があるということは状況がまだ収束していないことを示している」と述べている。
テドロス事務局長は、中国で正体不明な肺炎の拡大がWHOに報告されてから明日、6月30日で丸半年が経過すると指摘した。
それから6か月の間に世界での感染人口は1000万人に達し、50万人が死亡した。
テドロス事務局長は先日、世界がパンデミックの新たな危険フェーズに突入したと語っている。この状況についてテドロス氏は、多くの市民が「自宅にこもる生活に飽き飽きした」ために生じていると指摘し、こうした一方でウイルスは未だに急速に拡大しており、死をもたらす危険性は十分に高いと危惧を表している。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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