ライアン氏は「人々を安心させることが重要だ。これは新しいウイルスではなく、監視下にあるウイルスだ。 我われはこのウイルスを監視している」と述べた。
同氏によると、中国の研究者チームが発表したウイルスは、鳥インフルエンザに似たユーラシア豚インフルエンザ株で、2016年に発見された。
また中国の研究者チームが発表した論文には、この株の疫学的監視に関する情報も記されており、そこにはブタの個体群におけるこの株の進化も含まれている。
一方、WHOは中国と協力して状況をさらに調査することに期待している。
6月30日、中国の研究者チームが新型豚インフルエンザウイルスを発見したと報じられた。このウイルスはヒトにとって潜在的な危険性を持ち、新たなパンデミックを引き起こす可能性があるという。
研究者チームによると、このウイルスは鳥インフルエンザと2009年にパンデミックを引き起こし世界中で約2万人が死亡した豚由来インフルエンザ(H1N1)が遺伝学的に混合したもの。ヒトの気道で増殖する。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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