NEAによると、シンガポールでは2020年1月以降、デング熱の感染者が1万4000人以上確認されている。今年の感染者数は、2万2170人が確認された2013年の記録を上回る可能性があるという。また2013年にはデング熱で8人が死亡したが、今年はすでに16人の死亡が確認されている。
専門家らによると、デング熱感染時期のピークは通常5月から9月であるため、シンガポールでは今後も感染者が増加するとみられている。
NEAによると、現在の感染地は334ヵ所だが、3週間前の感染地は205ヵ所だった。また特定の地域では流行が加速している。
デング熱は、亜熱帯および熱帯地域でみられる危険なウイルス性の疾患。主な媒介者はネッタイシマカ。