これより前、中国は7月1日から5日の日程で南シナ海パラセル(西砂)諸島において軍事演習を行う旨を発表していた。同諸島は中国が全域支配しているが、台湾とベトナムも領有権を主張している。
空母「ロナルド・レーガン」打撃群のジョージ・ウィコフ司令官は同紙の取材に応じ、「目的はパートナー国や同盟国に対し、我々が地域安全と安定に努めているという明確なシグナルを示すこと」と語った。
同司令官はまた、「中国の軍事的自信過剰が増すことで、米海軍のプレゼンスが正当化される」と加えた。
2日(木)米国防総省は中国の演習に懸念を表明。同省は声明の中で、領有権をめぐり紛争地域である南シナ海における軍事演習は「当地域における緊張緩和と安定維持に向けた努力に反する」と指摘している。