銃器の研究を進めていた軍事史家のルスラン・チュマック氏は、カラシニコフ氏が自動拳銃の開発に携わっていたことを誰もが知っているわけではないことに気がついた。
チュマック氏は「ミハイル・ティモフェビッチ・カラシニコフ氏は自動小銃や機関銃の設計者として世界中に知られているが、実は様々な種類の武器の開発に挑戦していた」と述べた。
今回機密解除されたカラシニコフ氏の自動拳銃モデルは採用されなかったが、スチェッキン氏とヴォエヴォジン氏が設計した拳銃は採用テストの最終段階まで残った。
審査の結果、採用されたのはスチェッキン・マシンピストル。同氏の拳銃は、1951年にソ連軍に採用され、現在でも多くの特殊部隊で使用されている。