リー死刑囚は白人至上主義者グループのメンバーで、8歳の少女を含む3人家族を殺害し、1999年に死刑判決を言い渡された。
死刑執行の立ち合いを希望する被害者遺族は、新型コロナウイルスの感染拡大をめぐりインディアナ州テレホートに置かれている連邦刑務所の管理当局が遺族が立ち会いうための安全な環境をつくらなかったとして、死刑執行の延期を求める訴訟を起こした。
裁判官は、当局が被害者遺族にとって安全な環境を提供するまで死刑執行を見合わせた。
昨年、ウィリアム・バー米司法長官は、連邦当局は被害者遺族のために刑を執行する義務を負っているとして、長年中断されてきた死刑執行を再開すると発表した。