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新型コロナウイルス
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2、3ヶ月間で新型コロナの抗体量が20分の1に 研究で明らかに

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新型コロナウイルス感染者の体内で作られる抗体の量は、時間の経過とともに減少することが、ドイツの研究者らによって明らかになった。研究者らは、この事実がワクチン接種による長期的な有効性に疑問を投げかける可能性があるとみている。ドイツのテレビ局ZDFが報じた。

ミュンヘンのシュヴァービング感染症クリニックの主任医師クレメンス・ヴェントナー氏によると、同クリニックで1月に治療を受けた最初の新型コロナウイルス感染者に血液検査を再び行ったところ、抗体の量が以前と比べて明らかに減少していることがわかった。

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ヴェントナー氏は「9人に安全性の高い検査室でしか実施できない血液検査を行ったところ、そのうちの4人の抗体の量が減少しているのが確認できた」と述べた。

ヴェントナー氏によると、この検査結果は、将来的に再感染する恐れがあることを示唆している。しかし、同氏はこれがワクチン接種キャンペーンに与える影響についてはまだ十分に検討されていないと指摘している。

英ガーディアン紙によると、同じ結論に達したのは英キングス・カレッジ・ロンドンの研究者ら。

同大学の研究者らは、発症後数ヶ月で新型コロナウイルスの抗体量が減少したことを示す研究結果を発表している。研究者らが90人以上の感染者を観察したところ、発症の3週間後に最大量の抗体が体内で作られるものの、その後抗体は急激に減少する。

研究者らによると、感染者の60%が新型コロナウイルスに対して強い免疫を獲得したものの、その3ヶ月後に同程度の免疫を維持していたのは17%だけ。多くの場合、抗体量は23分の1に減少し、人によっては全く検出されなかった。

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