リビアンの資金調達ラウンドには、ソロス・ファンド・マネジメント、世界最大級の資産運用会社フィデリティ・マネジメント、バロン・キャピタル・グループが参加した。
さらに、すでに同社に出資しているアマゾンや資産運用会社ブラックロックもラウンドに参加した。
テクノロジーメディアのCrunchbaseによると、投資総額は推定56億ドル(6000億ドル)。
スタートアップ企業のリビアンは、電動ピックアップトラックや電動トラックを開発。2020年後半には同社初のモデルである、ピックアップトラック「R1T」とオフロード車「R1S」の生産を開始すると予想されていた。
しかし新型コロナウイルスのパンデミックや隔離対策、その後のサプライチェーンの混乱により、リビアンは生産を延期せざるを得なくなった。販売開始は、2021年初頭と予想されている。
同社は6月中旬、アリゾナ州の砂漠で電動ピックアップトラック「R1T」の走行テストを実施。4つの電気モーターを搭載し、総出力は769馬力。R1Tは1回の充電で約645kmの走行が可能。リビアン社の車の特徴の一つは、同社が特許を取得した「タンクターン」という技術で、ピックアップトラックをその場で旋回させることができる。