この動画に映っているのは、スキーマウンテニアのアントン・ペルツァーさん。写真家兼アルピニストのフィリップ・ライターさんが、ペルツァーさんが山頂付近を豪快に走り抜ける様子を撮影したものだ。
足がすくむような高さだが、彼は命綱も着けず、地上のマラソンランナーと変わらぬ軽装で突き進んでいく。
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実はこれ、「FKT(Fastest Known Time)」というトレイルランニングの最速タイムを競うもの。ペルツァーさんは自己ベスト更新するべくこのタイムアタックに挑んだのだ。
ペルツァーさんが挑戦したのは、標高2713メートルのドイツで3番目に高いヴァッツマン山を中心とした全長およそ23kmのルート。通常、登山家が2日かけて登るところをわずか2時間47分で走り切り、同ルートの最高記録を叩き出した。まさにエクストリーム登山といえよう。