米議会に対トルコ制裁法案提出 露製S-400ミサイル購入を巡り

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トルコがロシア製地対空ミサイルシステムS-400を購入したことを受けて、制裁導入を可能にする法案が米議会に提出された。法案を作成した下院外交委員会のアダム・キンジンガー議員(共和党)がサイトに掲載した声明で明らかになった。

アダム・キンジンガー議員、アビゲイル・スパンバーガー議員(民主党、元CIA職員)、および下院外交委員会のマイケル・マッコール筆頭委員はトルコがロシア製地対空ミサイルS-400を購入したことを受けて、制裁導入を可能にする法案を議会に提出した。

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提出された法案は「ロシア製武器輸出対抗法」と名付けられている。この法律は現行の「敵対者に対する制裁措置法」(CAATSA)に基づき、トルコによるS400ミサイル購入を「由々しき取引」とみなし、購入した国に対する制裁の導入を許可するもの。法案はまだ議会のデータベースには登録されていない。

これに対し、ロシア上院(連邦会議)国際委員会のウラジーミル・ジャバロフ第1副委員長は米議会がいかなる決定を下そうとも、トルコとの契約に基づきS400ミサイルは引き続き輸出されるとコメントした。また、ジャバロフ副委員長はコメントの中で、「エルドアンは肝が据わった男、この程度で態度を変えるような人間ではない」と発言した。


ロシア製の最新地対空ミサイルシステムS-400の供給は2019年7月中旬にはじまり、このことからトルコと米国の関係が悪化した。

米国政府は、この契約を破棄し、その代わりに米国製のパトリオット・ミサイル防衛システムを購入するよう要求した。トルコ政府は譲歩することを拒否した。

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