アル・エチブさんは家を出て、家族の許可なしでリャドに移り住んだとして起訴された。一方、3年の調停後、裁判所は「女性は責任能力をもつ成人であり、住む場所を決定する権利を有する」として、被告の行動に犯罪行為は見当たらないという判断を下した。
アル・エチブさんの弁護士は、大半の女性の移動が男性の保護者により管理されているこの国で、これは歴史的判決となる、とコメント。アル・エチブさん自身も「大変だったが、その価値はあった」と語った。
サウジアラビアは2018年、25歳以上の外国人女性に対して男性の同行を伴わない入国を許可した。その半年後には同国女性は自動車運転の権利を獲得、さらに1年後には、夫や男性親族の同意を待つことなく、女性市民は自力で外国に出国できるようになった。
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