インドネシア科学研究所(LIPI)の研究者たちが、学術誌ZooKeysで発表した。
The cockroach has been identified as belonging to a new species and has been given the name "Bathynomus raksasa".https://t.co/MxIaGYMDqq
— India.com (@indiacom) July 20, 2020
この生物はBathynomus(オオグソクムシ)属に属している。一部のマスコミは、この生物の頭が『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーのヘルメットに似ていると指摘している。
一方、このBathynomus giganteus(ダイオウグソクムシ)種の新種は、正式に「Bathynomus raksasa」と名付けられた。
研究者らはBathynomus raksasaについて、重要な科学上の成果だと述べている。その大きさと発見された生態系の点で印象的な種だという。
Bathynomus raksasaの雄は体長が36 センチ以上、雌は約30センチに達する。
Why not? It is 2020 after all.
— Tanvi Madan (@tanvi_madan) July 19, 2020
"Bathynomus raksasa" apparently has 14 legs & looks like it's wearing Darth Vader's helmet. https://t.co/5t5oYjZ4LV
この「海のゴキブリ」は、深海に生息している。研究者らは957メートルから1259メートルの深さでサンプルを採取した。同種の生き物はスカベンジャー(腐食動物)として知られており、海底に沈んだ魚などの死骸を食べる。また、ゆっくり泳ぐ魚を獲物にすることもある。
科学界では新種の生物が著名人、文学者、さらには歌にちなんで名付けられることがよくある。最近発見されたハエは米国の音楽家、レディ・ガガにちなんで名づけられた。新種として認められた世界最小のカブトムシは、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんにちなんで命名された。また新種のノミは、トールキンの小説『指輪物語』の登場人物、フロド・バギンズにちなんで名付けられた。