今年初め、モスクワ市内で顔認証システムが始動した。同システムは、例えば、モスクワ市の新型コロナウイルス対策の隔離措置に違反してゴミを捨てるために外出した人物をつかまえるのに役立った。市内に設置されたカメラがこの人物の顔を「捕らえ」、その2日後に警察がこの人物のもとを訪れて罰金を科した。
モスクワ市のビデオ監視システムは、モスクワ市役所が管理する170の情報システムの1つ。これらの情報システムが一つになって一般的に「スマートシティ」と呼ばれるものを形成している。
すでにビッグデータを活用したシステム(デジタルフットプリント)に基づいてモスクワの地下鉄を利用する乗客の情報を収集するシステムが機能している。同システムにより、乗客の性別、年齢、収入水準、社会的地位、さらには電話番号などの情報を得ることができる。
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