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紫外線は飛沫感染や接触感染を防ぐことはできない=ウイルス学者

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連邦国家予算機関「G・Pソモフ記念疫学・微生物学研究所」実験ウイルス学研究室の主任研究員、ガリーナ・コムパネツ氏はコロナウイルスについて、何らかの表面に付着したコロナウイルスは紫外線や高温を使って破壊することができるが、感染者と接触した場合には、このような方法で感染を防ぐことはできないと語った。

コムパネツ氏によると、紫外線や高温はコロナウイルスが属するエンベロープウイルスを含むあらゆるウイルスに悪影響を及ぼす。

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同氏は「紫外線にさらされるとウイルスはすぐに死ぬ。暑い時期、患者から何らかの表面に付着した環境中のウイルスは非常に急速に死ぬ。1時間以内であれば確実だ」と語った。

コムパネツ氏は、かつて医療機関の消毒には石英ランプが使用されていたと指摘し、現在は空気を紫外線で消毒する設備が広く使用され、室内での感染リスク低減に役立っていると述べている。また紫外線はビタミンDの生成を促し、免疫を強化する。

一方、コムパネツ氏は、感染者が隣でくしゃみや咳をした場合には、太陽の光を長時間浴びたとしても感染する可能性の度合いにはまったく影響せず、感染リスクは残ると強調している。

先に、ボストン大学の研究者たちは実験を行い、新型コロナウイルスに紫外線を3~6秒照射することで効果的に不活性化できることを明らかにした。


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