デイリーテレグラフ紙によれば、英国とEU間の貿易は2020年末に移行期が終了した後は世界貿易機関(WTO)の規定に沿って行われる。
デイリーテレグラフ紙が高官の発言を引用して報じたところによれば、「英国政府は合意達成なしになっても構わないという姿勢を前々から相手に伝えている」。この高官は、漁業などの主要な項目は英国からすれば現在の状態からの進展はありえないため、今や「すべてはEUの手の内にある」と語っている。
こうした一方でデイリーテレグラフ紙によれば、秋の公式的な交渉時でEUが多少の譲歩に出たならば、英国も「基本」合意に前向きになる可能性も残されている。
7月7日、ロンドンで英国とEの代表間の非公式の交渉が開始されたものの、現段階では双方の意見の対立は克服されていない。