専門家は、同ハッカー集団の最大の関心分野は軍事・宇宙分野、エネルギー、ITであると考えている。仮想通貨を攻撃対象とするのは、北朝鮮が制裁を回避する必要性があるためと考えられる。
Lazarusによるロシアへの標的型攻撃が現れ始めたのは2019年初頭。ただし専門家によると、その後ひっそりと動きが止まり、2020年からまた攻撃が再開されたという。
「カスペルスキーラボ」は、闇市場では現在、新型コロナワクチンの研究開発に携わる企業・機関のデータの需要が高まっていると指摘する。
同社によると、ハッカーが盗んだ情報はまだ表には出てきていないという。